航空会社にとって「定時出発」が超重要な理由
安井 孝之 : ジャーナリスト・Gemba Lab代表(2017年07月28日)
「とにかく安い」というだけではお客はつかないのが、航空会社だ。ビジネス客は、定時に出発し、到着するという正確さがなければ乗ってくれない。その「定時出発」にこだわっているのが、いったん経営破綻したスカイマーク。いまや、定時出発No.1常連のJALを猛追している。
「〇〇便のお客様はいらっしゃいませんか~」。スカイマークのチェックインカウンターや保安検査場近くの客の列に向かって叫ぶスカイマーク社員の姿をよく見掛けるようになった。出発時刻の20分前になってもチェックインしていない客や、15分前にまだ保安検査場を通っていない客に声をかけ、社員が誘導しているのだ。
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