2018年の世界経済は混迷を深めている。米中貿易摩擦が激しくなり、超大国がぶつかり合う。中東最大の産油国でAIなどの最先端企業に多額の出資をしているサウジアラビア政府の記者殺害疑惑も浮上した。またAI技術の発展の先にどんな企業社会が待ち受けているのか。確かな解答を見つけにくい時代に会社のかじ取りを任された経営者は何を手掛かりに経営判断すべきなのだろうか。
そのヒントを探して、10月16日に開かれた日本アスペン研究所創立20周年記念シンポジウムに参加した。日本アスペン研究所は1998年に設立され、その後16年にわたって小林陽太郎氏(元経済同友会代表幹事、2015年死去)が理事長を務めた。企業経営者や経営幹部、官僚などリーダー層を対象にしたセミナーを開催してきた。
セミナーの内容はユニークだ。……
<続きは下記から>
https://dot.asahi.com/dot/2018110700080.html