成長の種を見逃す日本企業 山形で誕生した「帝人」に学べ(アエラドット2018年10月25日)


 大手繊維メーカーの帝人は9月末、創立100周年の記念イベントを山形県米沢市で開いた。帝人といえば本社は大阪市にあり、かつては繊維産業で栄えた大阪を地盤にした会社だと思われがちだが、そのルーツは米沢にある。今で言うなら「大学発ベンチャー」として創業し、発展したのが帝人である。

 帝人が創業したのは1918年(大正7年)で、創業地は米沢。創業者は米沢高等工業学校(現在の山形大学工学部)で応用化学を教えていた秦逸三だった。秦は東京帝国大学(現東京大学)応用化学科で学び、旧大蔵省の外局である樟腦事務局や神戸税関を経て、米沢高等工業の教員となった人物である。

 そのころ日本で合成繊維は生産されておらず、秦は米沢で「ビスコース人造絹糸(レーヨン)」の研究を始めた。
<続きは下記から>
https://dot.asahi.com/dot/2018102400064.html

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